有機化学
官能基を持つ脂肪族化合物
アルコールからエステル・アミンまで、官能基ごとの性質と反応を学びます。
この単元のトピック一覧
- アルコールとエーテル アルコールはヒドロキシ基を持つ化合物で、ヒドロキシ基が結合した炭素に何個の炭素が結合しているかで第一級・第二級・第三級に分類され、同じ分子式を持つエーテルとは構造異性体の関係にあり、ナトリウムとの反応でアルコールだけを検出できる。
- アルデヒドとケトン 第一級アルコールを酸化するとアルデヒドを経てカルボン酸まで酸化が進み、第二級アルコールを酸化するとケトンでとまるが、この違いはヒドロキシ基のついた炭素に残っている水素原子の数で説明でき、アルデヒドは銀鏡反応やフェーリング液の還元によって検出できる。
- カルボン酸 カルボン酸はカルボキシ基を持つ弱酸で、電離してできるカルボン酸イオンの負電荷が2つの酸素原子に分散して安定化されるためアルコールより酸性が強く、酢酸・炭酸・フェノールの酸性の強さの順は、弱酸から強酸を追い出す反応や分離実験の基礎になる。
- エステルと油脂 カルボン酸とアルコールから水がとれてエステルが可逆的に生成するエステル化と、その逆反応である加水分解・けん化の関係を学び、油脂がグリセリンと高級脂肪酸のエステルであること、脂肪酸の飽和度がけん化価・ヨウ素価という指標に表れることを理解する。
- アミンとアミド アミンは窒素原子上の非共有電子対によって塩基性を示す化合物で、アンモニアと同様に酸と反応して塩を作り、カルボン酸とアミンが縮合するとアミド結合ができて、この結合はタンパク質のペプチド結合にもつながる重要な構造である。